[第2回] 全国自治体イクボス調査実施中!

【イキマネコラムvol.27】女性社員から頼られる上司に不可欠なのは「平等性」

[公開日] [最終更新日]2020/07/09

『イキマネ』とは、女性が「イキイキ」「活きる」マネジメントのこと。
組織の中で女性本来の良さが発揮できるマネジメントを目指すこの手法について、ハピレボプロデューサーであり、株式会社オフィスat 専務取締役の阿部博美氏による連載記事を配信します。
(※)このコラムでは、イクボスを推進するプロジェクトメンバーによる寄稿記事を配信しています(記事一覧)。

 




昔の職場で、同僚の男性社員が大勢の前でこっぴどく叱られたことがありました。
その後の休憩時、同僚の様子を心配して見に行くと、何だかケロッとしています。
男性はメンタル強いんだなと感心していたら、彼がこう言ったのです。

「部長はな、オレに目をかけてくれてるから叱ったんだよ」と。
全体に喝を入れるために、あえて心を許せる部下を見せしめに叱ったんだと。
そして周囲の男性陣も「あいつは目をかけられているんだな」と心得ていて、負けられるかと奮起するのだと。

私には何のことか全く理解できませんでした。
ましてや彼が上司から「目をかけられている」なんて気付きもしません。
何だかイヤな気分になったことだけは覚えています。

 

女性は「平等」に対する意識が高く敏感な生き物です。
目をかけていようがいまいが、人によって違うスタンスで対応することに対して、非常に不快な気持ちになります。

取引先の偉い方にはペコペコしているのに、業者に対する態度が大へいとか、経営者の前であからさまに社交辞令を言うなどという態度に対して、女性は大きく失望します。それが慣習であっても許されません。(ちなみにその慣習のことを「オールド?ボーイズ?ネットワーク」と言います)

また、人によってスタンスが変わることで、上司の判断基準がどこにあるのか見えなくなり、信頼できない人となってしまうのです。

以前のコラムでも「フェアが大事」という話をしました。

🔗【イキマネコラムvol.7】音楽プロデューサーの秋元康さんは、大勢の女子たちをまとめるのにどうしているのか?

ですから、女性社員だからという気遣いも実はネックになります。
女性社員に配慮してあげようという優しい心遣いは、特別感という不平等につながり、逆に迷惑になることはあっても信頼感には繋がりません。

男性社員にも女性社員にも上下関係や取引先に至るまで、全ての立場に関係なく一貫した姿勢をとる上司に、女性たちはついていこうと思うのです。

女性が上司に対して忖度しないのも、そういう特性ですからどうぞ諦めてください!?

 

👉今回のPOINT

1.女性は「平等性」に敏感
2.男性の暗黙知「オールド?ボーイズ?ネットワーク」は女性には通じない
3.一貫した姿勢が信頼を生む

 

 

このコラムでは、組織の中で起きがちなミスコミュニケーションを軸に、様々なポイントやコツをお伝えします。ぜひ違いを知って、新しい視点を楽しんでみてください。

そして、女性たちが存分に能力を発揮でき頼もしい戦力となることで、力強い組織となるためのサポートとなればと思います。

 




<阿部博美?プロフィール>

阿部博美
株式会社オフィスat 専務取締役/ハピレボプロデューサー。産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。

自称「女ゴコロ翻訳家」。男女の本能からくる意識や行動の違いを、様々な具体的場面に落とし込み、お互いの理解を深め相乗効果を上げることを目指す。企業活動の中では、女性客の本音を翻訳しマーケティング設計に繋げ、組織の中では、お互いの強みを活かし合える風土づくりに繋げている。
現在、女性目線を専門とするマーケティング会社を経営。商品やサービスについてはもちろん、近年は採用ブランディングや女性活躍推進の相談を多く受けている。それらの中で、女性社員や外部の主婦など、女性チームをマネジメントする場も多い。新卒から15年間携わった人材派遣業界での女性マネジメントや、派遣先企業と派遣スタッフとの間での翻訳経験が非常に役立っている。